1.やっぱり一戸建て
結婚が決まり、パートナーとなる人と、将来を現実的に話し合うようになりました。最初に話し合ったのが、どんな家に住むかということです。2人とも実家を出て働いていた間、集合住宅に住んでいました。近年は少なくなってきた木造アパートです。私は2階に、パートナーとなる人は別のアパートの1階に住んでいました。
集合住宅でも、最新設備の整ったマンションではさほど問題にならないのかもしれませんが、木造アパートで困らされたのが物音でした。下の階の部屋で学生がパーティーでも開くと、話し声や物音が響き渡ります。パートナーとなる人は、上の階に住む一家の小さな子供が走り回る足音に悩まされていました。そこで、新居は一戸建てにしたいと、2人の意見が一致しました。
2.二世帯住宅にする!?
新居を一戸建てにしたいという意見がまとまったところで、パートナーとなる人のご両親から「建築費を半分負担する。ついては二世帯住宅にしてほしい。」と申し出がありました。パートナーとなる人は次男ですが、ご長男が他県に住んでいるため、ご両親としては次男に老後のことを期待している様子でした。
二世帯住宅にすることは、半年かけてじっくり話し合い、合意しました。二世帯住宅には上下分離型と左右分離型があります。そのいずれにするかでかなり迷いました。上下分離型にすると1階にご両親、2階に私たちが入るというのが無難です。新婚時代はともかく、子供が生まれて、部屋を走り回るようになったら、ご両親の迷惑になるのではないかと心配しました。しかし、結局は、上下分離型にしました。もし、高齢になって車椅子生活になるようだったら、2階に上がれなくなるからです。
3.上下分離型の二世帯住宅のメリット
上下分離型二世帯住宅のメリットは、スペースを広く取れることです。憧れの広いリビングにして、ゆったり空間を楽しめます。動線が短くて済むことも、毎日の家事負担を軽減してくれます。「上下分離型にして良かったね」と夫婦で話しています。